ケアサービス
老化とは細胞と組織における有害な変化の集積で、活性酸素による細胞障害、免疫機能の低下、老化遺伝子、および染色体の変化によって起こります。老化はわんちゃんや猫ちゃんに、様々な形で現れます。
外から見てわかるものとしては以下のものがあげられます。これらに気づいた時にはすでに老化は進行していると考えられます。
眼が白くにごる | ex.白内障 |
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口臭の変化 | ex.歯周病 |
被毛の変化 | ex.脱毛症、皮膚病 |
行動の変化 | ex.認知症 |
外から見ても分からないものとしては以下のものがあげられます。これらにはなかなか気づくことは出来ません。
知覚機能の低下 | ex.網膜症 |
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腎機能の低下 | ex.慢性腎臓病 |
心臓機能の低下 | ex.弁膜症、心筋症 |
骨格、筋肉の老化 | ex.変形性関節症、変形性脊椎症 |
消化機能の低下 | |
免疫機能の低下 | ex.腫瘍 |
代謝機能の低下 | ex.内分泌疾患 |
抗酸化機能の低下 |
これらのことを早く見つけてあげることで進行を遅らせたり治療することができます。そのために効果的なのは健康診断です。シニア期のワンちゃん猫ちゃんには定期的な健康診断をおすすめしております。また、シニア期のケアや介護方法についてのご相談も受けておりますので、お気軽にご相談ください。
シニア期のわんちゃんの代表的な病気と症状
心臓病
マルチーズやシーズー、チワワなどの小型犬やキャバリアなどの犬種では僧帽弁閉鎖不全症という病気がよくみられます。
以下のような症状が見られたら、お早めにご相談ください。
- 呼吸が苦しそう・咳をする
- 体重の減少
- 歩きたがらない
- ふらつき
腎臓病
腎臓の機能が低下すると体の中の老廃物や毒素が十分に排泄されなくなり、全身臓器に様々な障害を与えます。
以下のような症状が見られたら、お早めにご相談ください。
- 元気食欲の低下
- 飲水量の増加と尿量の増加
- 体重減少
腫瘍
人と同様に高齢になるとがんの発生が多くなります。体内のがんはなかなか気づくことは出来ませんが、体の表面のがんについてはよく体を触ってあげることで早期発見が可能です。
体の表面にしこりを感じたら、お早めにご相談ください。
変形性関節症
過去に患った関節の病気が原因になったり、加齢に伴って関節の軟骨がすり減ったりすることで骨の変形が起こります。悪化すると関節に炎症が起こり、痛みが出たり、関節の曲げ伸ばしに障害がでます。
以下のような症状が見られたら、お早めにご相談ください。
- 跛行がみられる
- 階段の上り下りを嫌がる
- 散歩を嫌がる
- 起き上がるときや歩き初めに歩きづらそうにする
歯周病
10歳以上のほとんどのわんちゃんでは歯垢や歯石がつき、歯肉に炎症がおきます。
以下のような症状が見られたら、お早めにご相談ください。
- お口が臭う
- 歯茎が赤くはれている
- 歯の根元が茶色い
- 硬いものが食べづらい
シニア期の猫ちゃんの代表的な病気と症状
腎臓病
猫ちゃんの10歳以上の10 %、15歳以上の30 %が腎臓病になると言われています。
腎臓の機能が低下すると体の中の老廃物や毒素が十分に排泄されなくなり、全身臓器に様々な障害を与えます。
以下のような症状が見られたら、お早めにご相談ください。
- 飲水量の増加と尿量の増加
- 便秘
- 元気食欲の低下
- 体重減少
変形性関節症
12歳以上の猫ちゃんの65~90 %が変形性関節症になっているといわれています。
過去に患った関節の病気が原因になったり、加齢に伴って関節の軟骨がすり減ったりすることで骨の変形が起こります。悪化すると関節に炎症が起こり、痛みが出たり、関節の曲げ伸ばしに障害がでます。
以下のような症状が見られたら、お早めにご相談ください。
甲状腺機能亢進症
猫ちゃんに最も多くみられる内分泌疾患で、中年からシニア期に発症します。進行すると心臓や腎臓、肝臓や消化器など多臓器に影響を及ぼす疾患です。
以下のような症状が見られたら、お早めにご相談ください。
- 落ち着きがない
- 攻撃的になった
- 体重減少
- 多食
- 嘔吐・下痢
腫瘍
人と同様に高齢になるとがんの発生が多くなります。体内のがんはなかなか気づくことは出来ませんが、体の表面のがんについてはよく体を触ってあげることで早期発見が可能です。
体の表面にしこりを感じたら、お早めにご相談ください。
歯牙疾患
猫ちゃんは年齢を重ねると共に破歯細胞性吸収病巣や歯周病といった歯の病気が増加します。
以下のような症状が見られたら、お早めにご相談ください。
- お口が臭う
- 歯茎が赤くはれている
- 歯の根元が茶色い
- 硬いものが食べづらい